整体とマッサージの違い

整体とマッサージの違いは、大きく三つだと思っています。

1.資格や使用できる名称の違い

まず整体には色々な民間療法がありますが、基本的には無資格で就ける仕事です。

中には、私みたいに柔道整復師・鍼灸師・理学療法士など国家資格を持っている先生も居られます。

一方、マッサージ師は国家資格である「按摩・マッサージ・指圧師」を取得しなければ名乗れませんしマッサージも出来ません。

最近では、「リラクゼーションサロン」とか「癒やし処」といったお店が増えてきてマッサージに近い施術をしているお店が沢山あります。

しかし、そこで働いている人は「スタッフ」「セラピスト」といった肩書きになっていることが殆どです。

按摩・マッサージ・指圧師がいないお店では、マッサージという言葉を使うことが出来ません。

昔、「クイックマッサージ」って言うお店が沢山ありましたが今では全くなくなりました。

それは、無資格のスタッフが施術をしていたので「マッサージ」って言葉が使えなくなったからです。

利用者側が使う分には問題がないものの、店舗側が勝手に「マッサージ」と名乗ることは禁じられています。

整体には色々な方法がありますが、整体師が全身の力を使ってお客様の体を整えるのが一般的です。だから、マッサージみたいに揉んだり、ほぐしたりっていう行為も含まれています。

一方、按摩マッサージ指圧は、手や指の力で硬くなっている筋肉をほぐして体の変調を正していきます。

それとは別に、リラクゼーション目的の技術が「マッサージ」と考えられている場合もあります。

こうした現場では、アロマオイルなどのアイテムを使いお客様の癒やしをもたらしてきました。

整体と言っても色々な手技がありますが、整体の施術によって、骨のズレや、筋肉の疲労や凝りが改善されると血流も良くなります。

そのため、痛みを改善させたり、体調を整える事が期待できます。

施術前に全身の骨の歪みや筋肉が過緊張を起こしている部分など痛みや、体の不調を出している原因を徒手検査をして導き出すので自覚症状がなかった事にも気づくこともできます。

また、現状の痛みの改善だけでなく、痛みの再発や予防をすることも可能です。

従って整体は、様々な痛みや、体調不良を改善させることが出来るのが整体だと言えるでしょう！

按摩マッサージ指圧師は国家資格の一つで手技に特化してお客様の体の不調を緩和していく事です。施術内容は「揉む」「たたく」といった行為が中心で、これらの総称が「按摩（あんま）」です。

なお、指の力を使って患部を圧迫する手技は「指圧」と呼ばれています。

按摩マッサージ指圧では手技行為で皮下、筋肉や脊柱、関節、リンパ組織に影響を及ぼす施術をすることが認められています。

直接皮膚に刺激を与える手技行為で体の変調を矯正し健康の維持増進を図ります。

特定の症状を改善させる施術が行える事と癒やしが得れる事が特徴だと言えます。